電気工事士の資格について解説!CBT方式導入の第二種電気工事士はどんな資格?
こんにちは、若葉です。
今回は「電気工事士」資格の中で特に受験する方が多い「第二種電気工事士」資格について紹介をします!
皆さんのお家やビルなど、建物の屋内や屋外問わず「電気設備」はいろいろな場所にあります。身近なところではコンセントや照明器具、エアコンの電気設置工事など「電気工事士」の資格がないと行う事はできません。(軽微な作業など一部の工事は資格がなくてもできますが、素人が独断で判断をしてはいけません!)
電気工事は危険が前提の工事であり、しっかりとした知識「資格」がなければ感電や火災などになってしまうため、とても大事な資格です。
私も所有している電気工事士の資格について詳しく紹介いたします!
※この記事の情報は令和5年(2023年)5月時点の記事になります。詳細は一般財団法人電気技術者試験センターのホームぺージでご確認ください。
この記事は以下のような人におススメです!
・電気工事士について知りたい方
・第二種電気工事士試験の概要について知りたい方
この記事を読むと「電気工事士」や「第二種電気工事士試験の概要」について知ることができます。
学科試験だけでなく技能試験もあるため、資格を取得すると技能スキルの証明にもなります。さらに就職や転職などにも非常に有利です!
ぜひ、この機会に資格取得に向けて挑戦することをオススメします!
それでは、どうぞ!
電気工事士とは?
電気設備の安全を守り工事を行う場合は、軽微な工事を除き電気工事士などの一定の資格がある人でなければ工事を行う事ができません。そのため、電気工事を行うことができる資格が「電気工事士」になります。
電気工事士資格の種類
電気工事の内容により、資格別の工事可能範囲が異なります。電気工事士資格には次の2つの種類があります。
- 第一種電気工事士
- 第二種の範囲を含み、最大電力500キロワット未満の需要設備工事に従事できる
- 第二種電気工事士
- 電力会社から低圧(一般住宅や店舗などの600V以下)で受電する設備・配線などの電気工事に従事できる
電気工事士になるには?
電気工事士になるには、電気工事士資格の取得が必要です。
資格取得するためには、「学科試験」と「技能試験」の2つの試験に合格する必要があります。(経済産業大臣が指定する養成施設の修了者又は同等以上と都道府県知事が認定した者を除く)
学科試験免除で技能試験から申込できる場合もあるよ!
電気工事士資格取得のメリット
電気工事士の資格取得はメリットがとても大きいです。メリットの一部を紹介します!
- 仕事がなくなる可能性が非常に低く、需要がとても多い!
- キャリアアップにつながる
- 就職や転職に役立つ、独立開業も目指せる!
- 受験資格がなく、誰でも受験可能
私の仕事関係の仲間も、第二種電気工事士資格取得後に実務を経験して第一種電気工事士取得。その後に独立してバリバリ働いています!
太陽光発電システムの設置工事や、ハウスメーカーより一般住宅の電気工事を請け負うなど、個人で独立して楽しく仕事をしている方も多いです。
将来的にも安定・継続してお仕事できる資格だね!
就職・転職や開業できるのはとても魅力的だね
第二種電気工事士試験
電気工事士試験の受験資格は、第一種・第二種ともに特に必要ありませんので誰でも受験することが可能です!
第一種電気工事士の免状を申請するためには実務経験が必要となりますが、第二種電気工事士は試験合格することで免状を申請することが可能です。免状が交付されると「第二種電気工事士」として工事を行うことができます!
第二種電気工事士試験の概要
第二種電気工事士は年2回(上期・下期)の試験を受けることができます。それぞれ「学科試験」と「技能試験」があり、両方の試験に合格すると免状が申請できるようになります。
さらに、令和5年度から学科試験で「CBT方式」が導入予定で従来の「筆記」試験の他にパソコンを用いて試験を受けることが可能となります!
第二種電気工事士試験の学科試験
学科試験について説明します!
学科試験方法 | [筆記マークシート]または[CBT方式」 |
申込方法 | インターネット申込または書面 |
申込受付期間 | 上期:3月中旬~4月上旬 下期:8月下旬~9月上旬 |
試験実施日(CBT方式) | 上期:4月下旬~5月中旬 下期:9月下旬~10月中旬 |
試験実施日(筆記マークシート) | 上期:5月下旬(日曜日) 下期:10月下旬(日曜日) |
学科試験時間は、筆記方式もCBT方式も120分。合格基準は約60点となります。
科目や範囲については、試験実施機関の一般財団法人電気技術者試験センターのホームページでご確認ください。
第二種電気工事士試験の技能試験
学科試験に合格するか、学科試験免除対象者の方は次に「技能試験」があります。
- 前回の学科試験に合格している方
- 上期合格の場合はその年度の下期のみ、下期合格の場合は翌年度の上期のみ
- 高校や大学などの学校において電気工事士法で定める過程を修めて卒業をした方
- 電気主任技術者免状取得している方 など
技能試験について説明します!
出題候補問題が事前に公表されます
技能試験方法 | 支給される材料と持参した工具を用いて、時間内に出題問題を完成させる |
試験実施日 | 上期:7月下旬(土曜日または日曜日) 下期:12月下旬(土曜日または日曜日) |
技能試験時間は40分。合格基準は「欠陥がなく時間内に完成させること」になります。
私の経験として事前に公表される候補問題を練習してみると、最初のうちは40分では全然足りません!
候補問題は、当然どの問題が出題されるかは分からないため何度も練習することになります。
焦ると小さなミスも出てしまいますので、練習あるのみです!
繰り返し練習することで、40分以内で完成させることができますよ!
第二種電気工事士試験の受験手数料
インターネット申込の場合 | 9,300円 |
書面による申込の場合 | 9,600円 |
第二種電気工事士試験の合格率(参考)
年度によって違いますが、おおよその平均はこちらになります。
学科試験(筆記試験)
- 受験者数…年間約13~15万人(上期・下期の2回合計)
- 合格者数…年間約8万人(上期・下期の2回合計)
学科試験の合格率は約60%です
技能試験
- 受験者数…年間約10万人(上期・下期の2回合計)
- 合格者数…年間約7万人(上期・下期の2回合計)
技能試験の合格率は約70%です
すごい受験者数だね!
年間約7万人も合格しているんだ!!
しっかり対策して受験すれば合格できますよ!
ぜひ挑戦してみてください
第二種電気工事士試験の申込
申込や資格取得の流れ受験案内などは、試験実施機関の一般財団法人電気技術者試験センターのホームページでご確認いただけます。
過去問題や回答なども載っていますので受験を検討している方は、ぜひ確認してみてくださいね!
まとめ
電気工事士資格のうち、第二種電気工事士試験の試験内容について解説しました。
資格取得のメリットが多く、たくさんの方が毎年挑戦している第二種電気工事士は、令和5年度よりパソコンを用いた「CBT方式」での試験方法が新しく始まる予定など、更に受験がしやすくなりました!
学科試験と技能試験の2つの試験がありますが、しっかり対策を行えば合格することが可能です。
誰でも受験することが可能で、就職や転職、独立までできる手に職をつけられる資格です。
特にここ2年間は受験者数も増加しており、今後ますます需要がある第二種電気工事士資格。ぜひ受験してみることをおススメします!
第二種電気工事士資格取得後は、第一種電気工事士や電気主任技術者などステップアップすることも可能です。電気主任技術者についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!
電気通信関係の工事資格はこちらもおすすめです。
読んでいただいてありがとうございます!
新しく何かをはじめようとしているあなたを応援します。
それでは、若葉でした。