Amazonエコードットを車の中に設置!電源どうする?USB電源に工夫で車載化【Echo Dot】
こんにちは、「若葉」です。
車の中で「アレクサ」したい!
音楽聴きたいなー
Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot(エコードット)」
現在は、Echo Dot (エコードット) 第5世代が発売されていますね。
おうちのリビングや寝室に置いて、毎日「アレクサ!」と話しかけている人も多いはず。
「Amazon Music Unlimited」(アマゾンミュージック)で音楽を聴いている人は、「車の中でも聴きたい」と思っている人もいますよね?
スマホとBluetooth対応のオーディオ機器があれば聴くことができますが、中にはエコードットを設置して聴きたいと思っている人に電源の取り方の良い方法を紹介します!
電源の取り方はいくつかの方法があるため、1つずつ解説します!
それぞれ、メリットや注意点もまとめていますので、最後まで読んでみてくださいね!
それでは、どうぞ!
※半年間使用して問題ありませんが、紹介する内容で設置する場合は、あくまで自己責任でお願いしますね!
エコードットの電源
エコードット第3、第4、第5世代は、ACアダプタを使用して家庭のコンセントから電源を接続するのが一般的です。
- ACアダプター
- 定格入力 100-240V、0.5A
- 定格出力 DC(直流)12V、1.25A(15W)
- DCプラグ 外形4mm、内径1.7mm(センタープラス)
家庭用コンセント(100V)からACアダプタを介して、DC12Vに変換しています。
車の中の電源取り方は?
車の中で電源を取る簡単な方法は次の2つです。
- シガーソケットにUSB型のカーチャージャーを取り付けてUSB電源として取る
- シガーソケットより車載用インバータを設置する
USB型カーチャージャーとは?
車内でスマホなどを充電できるUSB充電器です。
こういうのですね。最近は車に標準でUSB充電端子が設置されていることも増えてきました。
ただ、エコードットの電源として使用する場合には、このままでは接続できません。
後ほど詳しく解説します!
車載用インバーターとは?
車から家庭用の100Vコンセントに変換してくれる機械です。
こういうのですね。
エコードットに付属しているACアダプタをそのまま接続できます。
そのまま使えるなら、これを設置すれば電源OKなの?
確かに、車載用インバータを設置すれば電源OKです。
ですが、製品が大きいことと一番気になるのは「音」です。
ファンが付いているのは音はかなり気になります。
ファンが無い静音タイプは、だいぶ音が軽減されますが気になる人には気になりますね…
そのため、本記事では車載用インバータを使用しない方法を紹介します!
USB電源
スマホなどと同じように「USB」からエコードットの電源が取れたら嬉しいですよね!
ですが、ここで1つ大きな問題があります。
それは、エコードットの電源は「DC12V」であること。
DC12Vだと何が問題なの?
一般的にスマホやUSB充電器は、DC5Vタイプです。
これはUSBの電源供給が「DC5V」が一般だからですね。
そのため、カーチャージャーなどのUSB充電器からの電源は「DC5V」となっています。
では、どうしたら良いのか?の解決パターンを3つ紹介します!
【パターン1】 USB 5Vから12Vへ昇圧ケーブルを使う
USBの5Vを12Vへ変換してくれるケーブルがあります。
片側は「USB TYPE-A」で反対側が「DCプラグ 外形4.0mm、内径1.7mm、センタープラス)の昇圧ケーブルです。
注意点は、エコードットDCプラグ「外形4.0mm」「内径1.7mm」に対応している製品であるかの確認。
DCプラグの大きさに種類があるため、購入をする場合にはしっかりチェックしましょう!
USB昇圧ケーブル外観
こちらが、実際に購入した1mタイプの外観です。
昇圧回路部分です。
入力がUSB電源のDC5V、出力がエコードット側DC12Vですね。
こちらの製品は、最大「12W」まで対応。
USB充電器でよくあるDC5Vの2A対応の場合は、DC12Vの0.7A(8W)です。
実際使用してみての注意点
実際に使用して、電圧や電流を測ってみました。
エコードットの電源を投入した起動時には、DC5.07V・0.71A。
エコードット側はDC12Vで起動できていました。
で、アマゾンミュージックで音楽再生。しっかり音が出ています!
曲のサビに入る前、中音量程度ではDC5V・1.1A。
そして、いよいよ曲のサビに入って盛り上がる時!!
ブチッ…
エコードットの電源が切れました…
音量が上がると消費電流も多くなり、さらに曲の盛り上がりの重低音が加わった結果、定格オーバーになります。
実はこれ、分かってました。
他の紹介サイトでも「音量を半分以上上げると切れる」というのは解説されてますし…
音楽以外のアレクサがしゃべったりするのは、あまり切れないですし。
でも、走行中とかは周りの音とかで音楽の音量を少し大きくしたくなるじゃないですか!
実際にやってみて想像以上に小さい音量でしかダメなことがわかりました。
これが嫌ならインバータを使いましょう!と紹介されていることが多いです。
しかし!!
本サイトは「仕事」や「資格」の紹介サイト。
しかも、電気関係の資格取得についてもたくさん紹介しています。
これで終わりにしてしまったら、説得力ない…
ということで、他に最適な方法はないか検証してみました!
【パターン2】シガーソケットから直接DC12Vを取ってみる
一般的な車両の多くは、DC12Vバッテリーを積んだDC12V仕様が多い。
もちろん、シガーソケットも12V電源が来ています。
あれ?12Vじゃないの?
DC12Vのバッテリーを積んだDC12V車でも、だいたいはDC14V程度出ています。
多くの電装品使用や、冬場などは12V程度になることはありますが…
シガーソケットを改良してDCプラグを引き出すことも可能ですが、電圧がDC12V安定化ではないため少し不安ですね。
DC-DCコンバータという製品もありますが、機械を設置するのも抵抗あります。
エコードットが壊れる可能性があるため、検証していませんが別の方法でDC12V安定化をできないか検証しました。
【パターン3】PDトリガーケーブルを使用してみる【USB PD規格】
USB充電器は、最近USB Tyap-C端子で「PD」という規格に対応した製品が増えています。
- PD:Power Delivery(パワーデリバリー)とは?
-
今までのUSB給電規格は5V/1.5A程度でしたが、急速充電が可能なUSB Type-CのPD規格は最大100W(20V/5A)の電力供給が行える。最新規格では240W(48V/5A)にも対応。
PDに対応したデバイス(カーチャージャーなど)やPD対応のケーブルを使用する必要があります。
PD規格では、USB Type-C端子より次の電圧に対応した電力を供給できます。
- 5V・3A
- 9V・3A
- 15V・3A
- 20V・5A
あれ?12Vは?
DC12VはPD規格化されていません。
ですが、12Vはよく使われるためデバイス(シガーチャージャー)などでは対応している製品が多くあります。
これから紹介するPDトリガーケーブルで使用可能なシガーチャージャーは、この電圧DC12V対応が必須のため、購入の際は製品仕様で「DC12V」対応をチェックしてください。
DC12V対応のPDトリガーケーブル
PDトリガーケーブルは、PD対応のデバイスから指定した電圧を取り出す電源ケーブルです。
じゃあ、12V対応のPDトリガーケーブルを使えば12Vが取り出せるの?
そうです。DC12V対応のトリガーケーブルを使えば、DC5Vからの昇圧でなく安定したDC12Vが取り出せます。
PD規格は12Vがないため、PD規格に準拠した商品ではありません。
18W以上のPDを搭載したシガーチャージャーなどで使えます。
こちらの商品、いつも在庫が数点しかなくて売り切れの場合も多いです。
エコードットの電源プラグと同じ「外形4.0mm」「内径1.7mm」センタープラスの商品がほとんどなくてやっと探しました。
12VのPDトリガーケーブルを実際しようしてみた感想は?
実際に購入して使用してみました。
使っているカーチャージャーが廃盤になったのか見当たらないため、ほぼ同製品のこちらのPD端子へ「PDトリガーケーブル」を接続してみました。
PD端子からは、しっかりとDC12Vのみ出力されています。起動電流値は5V時の半分以下0.28Aですね。
上の画像、左側は5V→12V昇圧ケーブル使用時の音量レベル。少し分かり辛いですが…
実はこれは一番良い時で、半分以上の音量が出ました。
ですが、このあとにすぐ切れてしまいました…
右側は、PDトリガーケーブルを使用した時の音量レベル。
昇圧ケーブルよりも音量は出ています。
この後にほぼ、MAXに近い音量でも問題なく音楽が聴けました!
効果抜群!想像通りに使用することができます。
しかし、使用しているカーチャージャーで少し問題が…
デバイスと使用端子によってDC12Vが出ない…
PD端子にトリガーケーブルを使用しました。
この時に、使用しているシガーチャージャーの余っているUSB TYPE-Aへスマホを充電しようと接続してみたのがこちら。
1つのシガーチャージャー、上のPD端子へトリガーケーブル、下のUSB端子へスマホを接続したところ、次の状態に。
なんと!!
シガーチャージャーで2つのUSB(PDとUSB Type-A)へ電流が分かれたことにより、PDトリガーが12V判別できなくなりDC5Vが出力された模様です。
これは、PDトリガーケーブルの説明書にも書いてありました。
シガーチャージャーの種類によってはこの状態になり、当然エコードットは電源が入りません。
DC12Vを安定して出力するには?
対応は、シガーチャージャーの供給電力値が大きい製品を使用するのが1つ。
ですが、これはいくつか試しましたがほぼこの状態になりました。
次の対応として、こちらを試しました。
たまたま、使用しているシガーソケットが単体でUSB電源端子があったため、カーチャージャーはPDのみ使用・USBは別端子にしたところ、しっかりと12V出力が確保できました。
シガーソケットが1つしかない車の場合は、シガーソケットにUSB端子がついている製品も必要ですね…
ここが問題ですが、PD端子のみPDトリガーケーブルで接続してからは半年間安定して使用できています。
余談ですが、本記事で使用してるUSBの電圧・電流チェックツールはこちらです。
文字が小さいですが、この価格でこの機能はとてもすごい!買って満足な商品です。
【Echo Dot】エコードット 第3世代、第4世代、第5世代
エコードットの第3世代、第4世代に接続して問題がないことが確認できました。
第5世代はこれから購入して確認してみますが、第4世代と電源仕様が同じなため使用できると思います。
エコードット第5世代購入して検証したらUPしますね!
予想外のデータ通信量
電源はUSBのDC12V対応PDトリガーケーブル使用することで、音量を気にせず使えます。
しかし…
おうちでエコードットを使う場合は、自宅のWi-Fiで通信量を気にせずに使えますが、外出先だと通信量を気にしないと思わぬ料金が発生してしまいますね…
前はスマホのテザリングで使用してましたが、モバイルルーターに変えました。
通信量や月額費用が気になる方は、自宅のインターネット回線・スマホプランも合わせて見直すことでお得になるかもしれませんよ!
詳しく知りたい方は、本業の知り合いが運営しているこちらのサイトで確認してみてください!
まとめ
Amazonエコードットを車の中に設置した場合の電源は、USB電源に工夫で車載化できます。
それは、「DC12V対応のPDトリガーケーブルを使用する」ことです。
DC5VからDC12Vへの昇圧ケーブルでも対応できますが、音量に制限有り。
車載インバータは音が気になる人には、やはりPDトリガーケーブルが良いですね!
本サイトは何かを始めたいと思っている方に「仕事」や「資格」の解説をしています。ぜひ読んでみてください!
読んでいただいて、ありがとうございます。
それでは、「若葉」でした。