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電気関係の資格で初心者へのおすすめはたった2つ!工事や設備の保全はこれでOK

初心者におすすめ電気系資格2つ

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電気系の資格は種類がたくさんあって、初心者はどれを目指せばよいか分からないですよね?
実は、初心者向けのおすすめ資格はたった2つしか無いんです!

ふたば

え!そうなの??

そうなんです。
私も、電気系資格や電気通信関係を含めてたくさん取得していますが、資格の種類が多くてとても迷いました。

分かりやすくするために、この記事では電気の関連分野である電気通信関係の資格は含んでいません。
電気通信関係の資格について知りたい方はこちらの記事で紹介してます。

それでは「初心者の方におすすめする電気系資格」を紹介します!

みつば

この記事で次のことが分かります!

・初心者向けおすすめ資格2つ
・上位の資格・関連する資格
・資格取得のおすすめ順番

本記事の信頼性

この記事を書いている私「若葉」はこんな人です。

  • 電気通信主任技術者(伝送交換・線路)選任者として設備の維持管理業務責任者
  • 1級電気通信工事施工管理技士、監理技術者
  • 工事担任者
  • 第二種電気工事士
  • 第三種電気主任技術者(非常用自家発電機管理)
  • 第一級陸上無線技術士(陸上固定局、移動局管理)
  • その他、電気・通信系以外にも複数資格所有
目次

電気系の資格 初心者へのおすすめ2つ!

とても多くの種類がある電気系資格。初心者へのおすすめはこの2つです!

実務経験などが必要なく誰でも受験可能な資格。
難易度は全然違いますが、どちらも工事と設備管理の登竜門の資格です。

この記事を最後まで読み進めていくと理由も分かります。

それでは、詳しく紹介します。

第二種電気工事士

まず、1つ目の「第二種電気工事士」について概要説明します。
パソコンを用いて行うCBT方式に対応していますよ!

受験資格誰でも受験可能
試験方法学科試験(CBT方式または筆記)
技能試験
合格率学科試験 60%前後
技能試験 70%前後
受験日年2回
第二種電気工事士資格の概要
第2種電気工事士ができること

一般住宅や小規模事務所など、低圧(600ボルト以下)環境での配線や電気設備などの一般用電気工作物の作業に従事することが可能。

受験者数が年間で10万人を超える電気関係者が最初に目指す資格です。
まずはこの資格取得を目指しましょう!
他の資格を目指す場合には、実務経験が必要となることが多いため第二種電気工事士として実務経験を早めに積むことが必要です。

第二種電気工事士試験について詳しくはこちらの記事で解説しています。

第三種電気主任技術者(電験三種)

続いて2つ目の「第三種電気主任技術者(電験三種)」について概要説明します。
こちらも、パソコンを用いて行うCBT方式の対応が始まり受験しやすくなりました!

受験資格誰でも受験可能
試験方法CBT方式または筆記方式
合格率4科目合格者 8~10%前後
受験日年2回
第三種電気主任技術者資格の概要
第2種電気工事士ができること

電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用の保安を監督することができます。

事業用電気工作物とは、一般用電気工作物(一般住宅や小規模な店舗、小規模な太陽光発電などの600V以下)以外の電気工作物のことを言います。発電所、変電所などの大型の施設からオフィスビルや工場などいろいろな場所に電気工作物があります。

電気業界に興味がある方は、電気主任技術者や電験(でんけん)という言葉は聞いたことがあると思います。難易度が高いですが初心者が目指せる資格です。

第三種電気主任技術者試験について詳しくはこちらの記事で解説しています。

オームの法則などすっかり忘れてしまっていた私も、基礎から勉強して何度も落ちながらも最後はギリギリで合格しました。

頑張って電験三種を取得すると、いろいろなことで人生変わりますよ!
自信も得られて技術者として認められた感覚になります。
初心者だからこそ、資格取得に挑戦して尊敬される技術者になることを目指してみませんか?

ふたば

初心者が目指す資格は「第二種電気工事士」と「第三種電気主任技術者」の2つなんだね!

電気関係の資格 上位資格を取得すればスキルや年収もUP

資格取得後は、電気関係の次の資格取得を目指してみることもおすすめです。
スキルが身につけば、より大きな仕事・責任ある立場になって年収UPも期待できますよ!

それぞれ詳しく解説します!

認定電気工事従事者

第二種電気工事士の免状取得後、「3年以上の電気工事実務経験」または「所定の講習」を受けて交付申請後に取得することが可能です。

最大電力500キロワット未満の自家用電気工作物、電圧600ボルト以下の簡易な電気工事に従事可能です。
分かりやすく説明すると、それぞれ次の範囲の工事を行うことができます。

・一般家庭など第二種電気工事が工事可能
・ビルや工場などは認定電気工事士
(または第一種電気工事)が工事可能

第一種電気工事士

第一種電気工事士試験合格と3年以上の実務経験で免状取得可能。
一般電気工作物の工事、500キロワット未満の自家用電気工作物の低圧配線などの電気工事に従事可能です。

電気工事関係を極めるには第一種電気工事取得はとてもおすすめです。

試験の受験資格は不要なのですが免状取得には実務経験が必要になるため、第二種電気工事士資格取得後に現場でしっかりと実務経験を積む必要があります。

特殊電気工事資格

第一種電気工事士を取得しても工事を行うことができない「ネオン工事」や「非常用予備発電装置工事」に従事することが可能です。ネオン工事と非常用予備発電装置工事は別々の認定講習を受講する必要があり、それぞれ5年以上の実務経験が必要です。

電気工事施工管理技士(1級、2級)

建設業の工事は、請負金額により営業所や工事現場で専門の技術者(主任・監理技術者など)を配置する必要があります。電気工事施工管理技士の種類により専門の技術者になることができます。
建設業では、とても必要としている技術者になることができます。

2級電気工事施工管理技士は1次検定と2次検定があり、2次検定受験するためには次の実務経験が必要です。

・第二種電気工事士免状の交付を受けた人は、実務経験1年(免状交付前の実務経験もOK)
・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人は、実務経験1年(免状交付前の実務経験もOK)

1級電気工事施工管理技士は1次検定と2次検定があり、受験するためには実務経験が必要です。
学歴や取得資格の種類によって実務経験に必要な年数が変わります。

詳細は試験を主催している(一財)建設業振興基金公式ホームページ電気工事施工管理技術検定のご案内で確認できます。

エネルギー管理士

製造業や電気供給業など、規定量以上のエネルギーを使用する工場で必要となる資格です。
エネルギー消費量に応じて、1人から4名のエネルギー管理者を選任しなければならないと定められています。

試験合格と実務経験が1年以上、実務経験3年以上と研修(修了試験有り)をすることで免状を取得することができます。

第一種・第二種電気主任技術者、技術士(電気電子)

専門的で高度な分野の第一種、第二種電気主任技術者や技術士(電気・電子)があります。

技術士(電気電子)は、電気や情報通信に関するコンサルタント業務が行えます。
私は2次試験(記述・口頭試験)でたくさんの論文を練習しましたが合格できず、知り合いの技術士の方から今も指導を受けて挑戦しています……

ふたば

電気関係の資格ってたくさんあるんだね!
初心者におすすめの2つの資格だけじゃないんだ……

その他の関連資格

電気系工事に関連する資格で、業務の幅を広げるためにおすすめする関連の資格は次になります。

それぞれ、紹介しますね!

消防設備士 甲種

消防設備の点検・整備などを行うには消防設備士の資格が必要になります。
消防設備士には甲種・乙種があり、さらに設備の種類で細かく資格が分かれています。

点検・整備に加えて設置や交換工事まで行える甲種には受験資格があり、電気工事士免状取得をすることでも受験することが可能になります。

ビルメン4点セット

  • 第二種電気工事士
  • ニ級ボイラー技士
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 危険物取扱乙種4類

ビルメンテナンスに従事する人が、取得するのが良いと言われている「ビルメン4点セット」
現在は4点セットに消防設備士を加えた5点セットを所有していると、仕事の幅がとても広がります。

第三種電気主任技術者免状まで取得していると、就職や転職などでとても有利になります!

電気通信系資格

広い意味では電気系資格に含まれますが、電気通信関係は次のような資格があります。

  • 電気通信主任技術者
  • 工事担任者
  • 無線技術士

この資格について、こちらの記事で詳しく紹介しています。

初心者におすすめの2つの資格と上位関連資格の取得順番

電気系資格で紹介した2つを含む資格取得のおすすめ順番は「工事・施工管理系の仕事」と「運用・維持管理系の仕事」で異なります。

工事・施工管理の仕事【第二種電気工事士】

建設業など「現場で工事を担当する人」や「工事を管理する仕事」におすすめの順番です。

STEP
第二種電気工事士

免状取得後、工事に従事できる(実務経験)

STEP
2級電気工事施工管理技士

実務経験1年で2級電気工事施工管理技士の2次試験受験可能

STEP
認定電気工事士

第二種電気工事士免状取得と講習受講で取得可能
第二種電気工事士免状取得と3年の実務経験で講習受講無しで取得可能

STEP
第一種電気工事士

実務経験3年と試験合格で免状取得可能

STEP
1級電気工事施工管理技士

第一種電気工事士の免状があれば受験可能

STEP
第三種電気主任技術者

第三種電気主任技術者はいつでも受験可能なため、余裕があったら検討しましょう!

運用・管理維持の仕事 【第三種電気主任技術者】

運用や管理維持の仕事におすすめは順番というより「第三種電気主任技術者」資格取得を目指してください。
第二種電気工事士も取得することをおすすめします。

ビルメンテナンスなどの運用維持管理のお仕事は、第二種電気工事士を含むビルメン4点セット+第二種電気工事士取得後に消防設備士甲種の取得がおすすめ取得順番です!

ふたば

「第二種電気工事士」と「第三種電気主任技術者」があれば、電気関係のお仕事がどれでも始められそうだね!
だから最初におすすめする2つの資格ってことなんだね!

まとめ

電気系資格の初心者へのおすすめは第二種電気工事士第三種電気主任技術者の2つです。

はじめて電気系資格に挑戦する場合は、第二種電気工事士資格取得を目指して業務によって上位資格を目指すことが一番のおすすめです。

第三種電気主任技術者は第二種電気工事士に比べて難易度が高い資格ですが、誰でも受験可能なため電気に関わる仕事をやってみたいと感じる方に、とてもおすすめできる資格です。

資格の取得方法については、こちらの記事で紹介していますので読んでくださいね!

読んでいただいてありがとうございます!
新しく何かをはじめようとしているあなたを応援します。

それでは、若葉でした。

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