サポートエンジニアはやめとけ!と言われる5つの理由と向いている人の特徴
サポートエンジニアは、自社あるいはパソコン操作など「既にあるシステムのトラブルや使い方」をエンジニアとしてサポート対応することが主な業務です。
電話やチャットで回答する場合や、企業や個人ユーザーに出向して対応する場合もあります。
こんにちは、インフラ/ネットワークエンジニアの若葉です。
サポートエンジニアの仲間と話すと、サポートエンジニアはつまらなく感じるときがある!と言われます。
私はネットワークエンジニアですが、サポートエンジニアとして企業や個人ユーザー宅に訪問して対応することがあり、サポート対応していると、つまらないというよりもいろいろな意味で激務だなと感じることがあります。
- なぜやめとけと言われるのか?
- 向いている人はどういう人か?
よく言われるやめておけと言われる5つの理由と、向いている人の4つの特徴について紹介します!
結論からお話すると、やめとけと言われる1番の理由は「激務」であること。さらにクレーム案件も多いため「メンタルがやられる」ことが挙げられます。
それでも、サポートエンジニアを経験するといろいろなスキルが鍛えられます。そのことも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね
それでは、どうぞ!!
最近新しいAI技術分野ができました。未経験でもOKなこちらの分野を是非読んでみてください。
これは本当におすすめです。
エンジニア経験者の方は、こちらの記事も読んでみてください。
サポートエンジニアとは?
サポートエンジニアとは、法人・個人のITシステム利用者がシステムを利用するうえで生じる問題や疑問の解決やサポートをするエンジニアです。
- カスタマーサポート
- セールスサポート
- テクニカルサポート
- プロダクトサポート
この4種類に分けることが多いです。
サポートエンジニアは自社のITシステムのサポートが多いですが、通信会社などのインターネット回線のユーザーサポートなどの業務もありますよ!別サイトですが、こちらが詳しく解説しています。
サポートエンジニアをやめとけと言われる5つの理由!
やめておけと言われる5つの理由はこちらです。
- 同じ内容の作業や問い合わせが多くメリハリがない
- 無理な要望や理不尽なクレームを受けることがある
- トラブルが発生すれば24時間365日対応することがある
- 製品やIT知識を幅広く知らないと対応できない
- コミュニケーション力、営業スキルが求められることがある
それぞれ、詳しく解説しますね。
同じ内容の作業や問い合わせが多くメリハリがない
自社や既存のツールの使い方・設定方法・トラブル対応となるため、同じような対応が重なりつまらなく感じることがあります。自分でシステム開発など新しいことに挑戦してみたい!と考える方には、そう感じてしまうかもしれません。
無理な要望や理不尽なクレームを受けることがある
ユーザーが困っているため、電話や訪問時にいきなり怒られたりすることがあります。
システムが使えないと怒る気持ちは分かります……結果が全く別のことにあっても理不尽に怒られることもあり、メンタルがやられることありますね。
メンタルが不調に感じたら?
知り合いのサポートエンジニアも、メンタルに不調を感じ異動・休職・転職などをしている方が多いです。
私も数年サポートエンジニアを経験しましたが、激務とクレーム対応でメンタルに影響があり異動をお願いしたことがあります。
不調を感じたら、上司や産業カウンセラー、オンラインカウンセリングに相談が良いですよ!
私もたくさん相談しました。サポートエンジニアは合う人・合わない人に分かれます。
もし、今サポートエンジニアで働いていて合わないなと感じたら、本記事後半に紹介している「働き方無料相談・思い切っての転職」もやってみるのがおすすめです!
トラブルが発生すれば24時間365日対応することがある
サポートエンジニアだけでは無いのですが「忙しい、体力がないときつい」と感じることがあります。
業務体制ができていなかったりすると、トラブルの時はどこにいても電話がかかってきたり休まらないこともあります。
製品やIT知識を幅広く知らないと対応できない
自社製品だけでなく、いろいろな知識を常にアップデートしておかなければ対応ができず、信頼がなくなってしまうことがあります。他のエンジニアと違うところはいろいろなIT分野を広く深く知っていることを求められる場合があります。英語などの知識も必要になる場合があります。
コミュニケーション力、営業スキルが求められることがある
企業や個人ユーザーの方と合うことや話す機会が多く、エンジニアとしてだけでなく商品セールスなど営業スキルも必要となることがあります。他のエンジニアに比べるとコミュニケーション力や対応力が求められやすく、つまらないというよりも苦手な人には苦痛かもしれません。
「幅広く覚えたりスキルが必要だけど理不尽に怒られたり」だと割に合わないと感じてしまうかも……
サポートエンジニアに向いている人4つの特徴!
上記のやめとけの理由は、確かに向いていない人には苦痛です。
しかし、サポートエンジニアに向いている方もいます。
どういう人がサポートエンジニアに向いているのか、私の同僚や他企業の担当者にヒアリングすると次の特徴があります。
それぞれ、詳しく解説しますね。
コミュニケーションが得意・好きな人
ユーザーの方と話しながら対応を行えるため、悩みや疑問点を聞き出したり、雑談から新しいことを提案したり考えたりする楽しみがあります。
丁寧な対応ができる人
丁寧な対応ができる方は、お客様から信頼を勝ち取り「〇〇さんがいるからこれからも使い続けるよ!」と言ってもらえたりすることがあります。これを言われると本当に嬉しいです!
その分「ご指名」も増えますが、やりがいありますよ!
トラブルシューティングが好きな人
トラブルシューティングとはトラブルを解消して正常な状態にする方法に対応ことです。
トラブル対応トラブルは起こってほしくは無いですが、私の同僚のエンジニアも「大好物のサポートがきた!」と喜んで出向していくエンジニアもいます。「対応できない問題はない!」とプライドもあり、生きがいにしているエンジニアもいますよ!
色々な現場で働きたい人
エンジニアの種類によっては、ずっとパソコンで開発していたり、サーバー室にこもったり同じ環境で働いている方もいます。企業やユーザーとの打合せなど現場に出るときもありますが、サポートエンジニアはカスタマーエンジニアなどを除き、フィールドエンジニアとして日々別の現場で作業となるため、それを目当てでサポートエンジニアになる人もいます。
お客様のためを思って「丁寧に対応した結果」で信頼されるのは嬉しいね!
サポートエンジニアはやめておいた方がいいのか?
やめておけという理由や向いている人の特徴を解説しました。
サポートエンジニアとしてのキャリアパス、年収や将来性はどうなのか紹介します!
サポートエンジニアのやりがい
向いている人の特徴で解説しましたが、トラブル対応で復旧したときに感謝されることや、自分のスキルで復旧出来た時の達成感など味わえます。生のユーザー様の声を聞くことで新しいサービスやシステムのきっかけを得られたりすることもやりがいになります!
サポートエンジニア以外のITエンジニアの方は、できれば1度サポートエンジニアを経験することをおすすめします。
- 人に教えることで自分のスキルの確認ができる
- エンジニア目線ではなく、ユーザー目線が経験できる
- ユーザーのニーズを知ることができる
- トラブル対応力が鍛えられる
これらの経験をすることで、別のITエンジニアとしてもとても大きな経験につながりますよ
サービスエンジニア、カスタマーエンジニア、フィールドエンジニアとの違い
企業やユーザーとのサポートを行うエンジニアとして、種類があります。
種類によっても自分に合う・合わないがあるため違いを紹介します。
サービスエンジニアとサポートエンジニアの違い
企業によっては同じ意味のエンジニアとして扱われていますが、次のような違いがあります。
フィールドエンジニア、カスタマーエンジニア、サポートエンジニアの違い
企業によって呼び方・担当が違いますが、運用後に電話や現場で技術サポートを対応するフィールド/カスタマーエンジニアを総称してサポートエンジニアと言います。
サポートエンジニアのキャリアパス
色々なトラブル対応をしたり、ユーザー様の生の声を聞いてコミュニケーションができることでマネージメントスキルも磨かれます。
- 開発エンジニア、フリーランス
- ITアーキテクト、マネジメント系
エンジニアとして技術面の追求も、顧客のニーズを捉えてビジネス戦略などマジ―ジメント分野へのキャリアパスも描けます。
サポートエンジニアの年収や将来性
サポートエンジニアの1つの「フィールドエンジニア」は求人ボックス給料ナビ(2023年5月8日現在)によると、平均年収486万円で平均年収と比較すると高い傾向にあります。
サポートエンジニアの1つの「カスタマーエンジニア」は求人ボックス給料ナビ(2023年5月8日現在)によると、平均年収568万円で平均年収と比較すると高い傾向にあります。
サポートエンジニアは近年注目を浴びていて、GoogleやMicrosoftもサポートエンジニアの人員強化をしています。
日本マイクロソフトキャリア採用情報サポートエンジニアページでも募集をしており、とても力を入れているエンジニアです。
サポートエンジニアはやめておいた方がいいのか
クレームなど怒られる事も多いため、気持ちがうまく発散できない方には正直向いていないかもしれません。
ですが、私の同僚は向いている4つの特徴のうち、トラブルシューティングや直した時にユーザーから感謝されること、指名してもらえるくらい信頼されることにやりがいを感じ「天職」と言っています。
5つのやめた方が良い理由、4つの向いている人の特徴のどちらが自分に合っているかによって考えることで、サポートエンジニアをやめた方が良いか解答がでます。
合う合わないは性格などによって人それぞれだけど、向いている人にとっては天職かも!!
サポートエンジニアを目指すなら?
自分に合いそうで、サポートエンジニアになりたい!と思ったら「未経験」か「経験者」により準備することが変わります。
未経験でサポートエンジニアになるには?
サポートエンジニアはIT分野の知識やスキルが求められます。
未経験の場合は、基礎知識を習得するために独立表性法人情報処理推進機構(IPA)が主催する試験区分の内「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などをはじめ、マイクロソフトなどのベンダー資格を取得。未経験でのITエンジニア就職で実務経験を積むことを目指すのがおすすめです。
未経験や第二新卒の転職エージェントとしては
経験者・転職でサポートエンジニアになるには?
サポートエンジニアは幅広いIT知識が必要となります。
資格や実務経験を積むことが大切ですね!
スキルを証明するためにIPA主催の「ITサービスマネージャ試験」やその他のIT系資格取、さらにはマネージメント分野へのステップアップなども可能です。業務経験を活かして、よりやりたいことができる企業への転職・起業などを考えることができます。
経験者・転職で、サポートエンジニアを含めた色々な働き方を紹介します。
週数日から業務可能・リモートワークなどの働き方
サポートエンジニアになることに向けて、エンジニア経験や人脈を広げるのが大切ですね。
本業をしつつの新しい経験。または人脈形成や他の組織の経験をしてみることも手段の1つです。
テックゲート
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求人数 | 60,000件以上 未公開案件も多数あり |
求人エリア | 全国(リモートも多数あり) |
職種 | フロントエンド、サーバーサイド、アプリ、インフラ ネットワーク、SE・ディレクター、ITコンサル、その他 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、業務委託、他 |
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おすすめ2 | 週2回~、副業エンジニア案件、リモート案件 さらには正社員案件も多く、いろいろな働き方に対応可能 |
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まとめ
サポートエンジニアはやめた方が良いかについて、5つの理由と向いている人の4つの特徴を紹介しました。
トラブル・クレーム対応など心身に影響する仕事ではありますが、いろいろな現場で場数を踏むことでのスキルアップや、ユーザーからの信頼を得られるメリットなど、向いている人には天職といえるエンジニアです。
IT分野はますます生活の一部になっていくため、サポートエンジニアは需要がとても高いです。将来性・キャリアパスを含めてサポートエンジニアを紹介しました!
こちらの記事でIT分野のエンジニア業務を紹介してます!
読んでいただいてありがとうございます!
新しく何かをはじめようとしているあなたを応援します。
それでは、インフラ/ネットワークエンジニアの若葉でした。